『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』

『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』. 16000人に1人しかなれない選ばれた職業. おそらく世界一厳しい就活だろう. ずば抜けて優秀なことはもちろん、受験者のメンタル強すぎ. 心から尊敬できる若者ば...

『そして誰もいなくなった』

読まずに大事にとっておいた『そして誰もいなくなった』を読んだ. 『オリエント急行』や『アクロイド』は読む前にネタバレしてしまい悔しい思いをしたが、これは運良く情報遮断に成功した. 最も憎むべき犯罪はネ...

『困ってるひと』(大野更紗)

具合が悪い時に思い出すのが『困ってるひと』の大野更紗さん. 彼女の苦しさにくらべたら風邪とかどーってことないな. 彼女の本を読んで、心のなかの病状レベルのゲージが明確になった.

『鍵のない夢を見る』

『鍵のない夢を見る』. 犯罪に巻き込まれる5人の女性の物語. 登場する男性の駄目っぷりの描写が絶妙. 不快で気持ち悪い. でも読み進めてしまう. 後味は最悪なのに共感してしまう.

『ヤノマミ』

『ヤノマミ』はアマゾンで暮らす部族を取材した、NHKスタッフのルポ. ヤノマミの文化も衝撃的だったが、それ以上に過酷な旅を続けた著者(とスタッフたち)の精神力の方に興味が湧いた. 私はさすがに無理そう...

『金貸しから物書きまで』

『金貸しから物書きまで』を読む. 常に様々なことから逃げ続けてきた男・広田(33才)のどん詰まり人生. 妻子のために毎日吐きそうなほどのストレスに耐えながら働き続ける. 独特の文体(愚痴)が不思議な魅...

『リアル・シンデレラ』

『リアル・シンデレラ』宮部みゆき氏が「この作品を書いてくれてありがとう」と言った意味が読後よく分かる. 幸せとはなんだろうか. 本書を読んで救われたと感じる人もきっと多いだろう. 私もありがとうと言い...

『理系の子―高校生科学オリンピックの青春』

『理系の子』. 高校生の科学オリンピックにおける研究者の卵たち. スポーツばかりでなく、勉学に励む若者の青春にも注目したい. 私だとて高校生の時は生物部で組織培養に力を入れていたのにどこで道を踏み誤っ...

『最初の刑事: ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件』

『最初の刑事』ヴィクトリア朝に起こった3歳児惨殺事件. スコットランドヤードの刑事・ウィッチャーが迫る裕福な家庭の暗部. 当時の資料を丁寧に掘り起こした重厚なノンフィクション. 本書は良くも悪くも「本...

『開かせていただき光栄です』

皆川博子『開かせていただき光栄です』 魂が震えた. 毎日読書しているのに、ページをめくり始めて最後まで一度も本を置かないという経験を久しぶりにした. 80歳超えてるの!? 凄すぎるだろ

『Qのしっぽはどっち向き?』『スーパーセンス』

『Qのしっぽはどっち向き?』に、殺人犯のカーディガンを着られるかどうかというエピソードが出てくる. たとえ洗濯してあっても着る気になれない人が多いはずだ. 心霊現象を信じさせるメカニズムだと思うと面白...

『もたない男』

これまで様々な掃除本を読んできたが、断捨離などてんで甘かったとため息をつきたくなる、究極の「捨てる」本を読んだ. それは『もたない男』(中崎タツヤ). 部屋に何もない. ここまでモノをもたずに生きられ...

『オノマトペがあるから日本語は楽しい』

『オノマトペがあるから日本語は楽しい』が面白い. ゴルゴ13でゴルゴがライターで火をつける円熟味のある音「シュボッ」は35巻になるまで出てこない. それまでは「チャッ」「シュバッ」.

『ペン・鉛筆で書く万葉集』

今年に入ってから5冊目のペン習字本『ペン・鉛筆で書く万葉集』は買って正解. 行書と楷書両方練習できるし、お手本の岡田崇花氏の字が好みだから. 万葉集の解説も良い. この調子で今年も12冊やり切りたい....

『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』

旦那様が東京出張しており、電車が止まってお台場から品川まで歩いたそうだ. 連絡がとれずにじりじりとした. 今は無事帰宅. 『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』を読んでおいて良かったと言っていた...

『人生がときめく片づけの魔法』

断捨離に続くお掃除・片付け界のニューフェイス、こんまりさんこと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』に大いに感銘を受ける. 著者の熱が伝わってくる. 私も毎日好きなモノだけに囲まれて暮らしたい...

『えんぴつで美しい恋文』

ボールペン習字の『えんぴつで美しい恋文』. 文豪が恋人に送った手紙で練習する本. それにしても、こんなこっ恥ずかしいラブレターを大公開されてしまっている作家に激しく同情する.

『わたしのマトカ』『ぼくの名はチェット』『バターサンドの夜』『モギ』

このままずーっと本の紹介ばかりしていると本のブログになってしまうのでこの辺で. 他に読んだ『わたしのマトカ』『ぼくの名はチェット』『バターサンドの夜』『モギ』……. 他のどどの本も良かった. 北村浩子...